火事のときは
とにかく、大きな声を出して、まわりに知らせましょう。知らせるのが遅れると、逃げ遅れが出る可能性もあります。周囲の助けを借りましょう。通報や消火活動が同時にできます。ひとりではパニックになりやすいですが、協力者がいれば適切な判断が期待できます。
119番に通報する
■あわてず落ち着いて
火事のときは誰でもあわててしまいますが、通報するときにあわてていると、通報内容が聞きとれなかったり、聞きづらかったりして、かえって時間がかかる場合があります。
こちらから必要なことを質問しますので、できるだけ冷静に答えてください。
■地名地番はできるだけ正確に
目標になる建物などもあれば教えてください。地名地番があやふやだと現場の特定に時間がかかり、消防隊の到着が遅れるおそれがあります。
初期消火
初期消火は天井に火が届くまでが目安です。天井まで火が届くと消火器などでは消火が難しくなります。決して無理をせず、危険を感じたら、すぐに避難してください。消火器の使い方については、「消火器の使い方」をご覧ください。
消火できなければすぐに避難を!
- 危険を感じたらすぐに避難します。タイミングを逃がすと、命にかかわります。・寝室は2方向以上の避難口を確保しておき、高齢者・子供などの災害弱者は、早めに避難を。
- できるだけ早く家の外へ出ましょう。一度避難したら、絶対に家の中へ戻らないでください。
■煙に注意!
- 火災時に発生するガスは有毒です。煙の性質を知り、一刻も早く煙から逃れることが大切です。
- 濡れたハンカチやタオルを鼻と口にあて、呼吸は鼻から吸って口から吐く。
- 避難するときは低い姿勢で
- 部屋のドアは閉めて逃げる。煙は出入口から拡がり、階段などから縦方向に一気に拡がります。