令和７年１１月２５日及び２６日に、北はりま消防組合１０署所、計６０名の隊員が加東消防署に集い、警防技術錬成会を実施しました。

　北はりま消防組合では、消防隊員が日頃培った警防技術を競い合うことにより、安全・確実かつ迅速に対応する行動力を養い、警防技術の向上を目指すとともに職員の士気を高め、組織の活性化を図ることを目的とし、毎年警防技術錬成会を実施しています。

　今年度は、消防隊と救急隊の連携強化をスローガンに訓練を実施しました。

　訓練想定は、「現場は道路上、通行人からの通報、軽自動車の単独事故により、運転手の男性１名が、胸の痛みを訴えているもの。会話及びドアの開放は可能、挟まれ等はなし。」という指令により、消防隊と救急隊が連携し、傷病者の救出活動を行い、その後、心肺停止となった傷病者に対し、質の高い胸骨圧迫の実施、早期の点滴確保及び早期の薬剤（アドレナリン）投与を行いました。

　審査は、消防隊の車両安全措置、救急隊の救命処置、そして、隊の連携活動を評価し、また、全体の所要時間や、心肺停止となった傷病者に対し、薬剤（アドレナリン）投与を完遂するまでの時間を競いました。

　各隊は、事前訓練から消防隊と救急隊の連携を深め、錬成会では日ごろの訓練成果を遺憾なく発揮するとともに、本番さながらの緊張感をもって取り組みました。

開会式選手宣誓

出場隊　整列

消防隊　事故車両の安全措置活動

消防隊・救急隊の連携活動

救急隊車内活動ブースでの救命処置

消防隊・救急隊の連携活動２