第69回文化財防火デーに伴う消防訓練を実施しました

 西脇消防署では、「第69回文化財防火デー」を前に、1月17日(火)に西脇市立西脇小学校(西脇市西脇)で消防訓練を実施しました。「文化財防火デー」は昭和24年1月26日、法隆寺金堂の壁画が焼損したことを契機とし、毎年この日を中心に、全国的な文化財防火運動が展開されています。

 今年度、消防訓練を実施した西脇市立西脇小学校は明治6年に開校した歴史と伝統のある小学校で、木造校舎は兵庫県の景観形成重要建造物に指定されるとともに、「日本の美しい小学校」にも選ばれ、令和3年8月には「旧西脇尋常高等小学校」として国の重要文化財(建造物)に指定されました。

 訓練は、大地震を想定して行われ、関係者による通報訓練、初期消火訓練、避難訓練及び消防隊による消防訓練を実施しました。

 また、訓練終了後は、西脇市郷土資料館館長から文化財の説明も受け、これからを通じ文化財保護への意識が高まるとともに、相互協力体制の確認を図ることができました。

 今後も訓練を継続し、先人の残した尊い財産である建造物や仏像など、重要な文化遺産を災害から守り、後世に伝えていきます。

出発式
避難訓練の様子
救出訓練の様子
放水訓練の様子
※放水量を制限し、文化財保護に留意して放水訓練を実施しています。
梯上放水訓練の様子
西脇消防署副署長講評