令和4年度兵庫県消防学校専科教育「火災調査科」の伝達研修を実施しました

 令和4年10月17日から10月28日までの間、兵庫県消防学校において、火災原因調査の専門的な知識及び技術習得のために専科教育「火災調査科」が実施され、西脇消防署多可南出張所から職員が一名入校しました。

 火災調査は、「類似火災の予防」を主たる目的とした大変重要な業務の一つであり、学校で得た知識や技術を多くの職員で共有するため、2日間にわたり西脇消防署内で伝達研修を実施しました。

 当研修は、若手職員を対象とし、講義により火災調査の基本を学んだ後、実験装置を用いて、「過負荷」「短絡」「トラッキング」についての燃焼実験を行い、電気火災発生のメカニズムについて理解を深めました。

 近年は、防火意識の向上や安全性能の高い商品開発などにより、火災件数は減少傾向にあります。

 消防機関としては、大変喜ばしい事実である反面、同時に火災調査に携わる機会も減少していることから、このような研修の重要性が高まっています。

 今後も、研修を通じて職員の知識、技術の向上に努め、安心・安全なまちづくりを実現します。

西脇消防署長あいさつ
講義の様子
過負荷実験
短絡実験
トラッキング実験