令和4年度口頭指導訓練を実施しました

 消防指令センターでは、119番受信時の通信指令員の技術向上を図るとともに、傷病者の救命率向上に寄与することを目的として、令和4年12月9日(金)、12月12日(月)の2日間、消防指令センターにおいて口頭指導訓練を実施しました。

 今年度は新たな取組として、実際の現場に近い状況下で119番の受信、口頭指導が行なえるよう通報者役を消防職員以外に設定したほか、救急現場や通報者の行動を撮影し、有効な傷病者情報の聴取りができているか、口頭指導のとおり通報者が心肺蘇生を実施しているかを確認しました。

 訓練の振返りでは、指導救命士に活動全般の評価を依頼し、救急隊目線の救命に繋がるより良いアドバイスをもらうことができ、充実した訓練となりました。 

 今後も通信指令員と救急隊がより一層の連携強化を図り、救命率・社会復帰率の向上に寄与できるよう努めていきます。

※ 口頭指導とは、119番受信時に通報者や周りの人に対して応急手当の方法を説明し、救急隊が到着するまでの間、胸骨圧迫や直接圧迫止血法などを実施し救命率の向上を目指すことをいいます。

「口頭指導の現状及び分析結果」の報告
119番通報をする通報者
通報者から情報を聴取する通信指令員
通報者に口頭指導(心肺蘇生法)を実施する通信指令員
訓練を撮影した動画を交えた振り返り