第33回全国救急隊員シンポジウムに参加しました
令和6年11月21日(木)、22日(金)の2日間、秋田県秋田市で開催された、第33回全国救急隊員シンポジウムに、加西消防署救急係の堀 辰則主任が参加され、当組合管内の学校教育機関で発生した心肺停止事案において、学校職員と救急隊との連携活動が奏功した症例について、『小児CPA奏功症例の報告、~救命のカギは学校との救急対応訓練~』(作成者:西脇消防署救急係 西岡 卓磨主任)と題し発表しました。
『敢為邁往 理想を現実に変える旅のはじまり~美の国・秋田から~』をメインテーマに、当日は全国から救急医療従事者が数多く集まりました。
発表内容は、学校教育機関において定期的に行っている救急対応訓練が、正に救命の連鎖としてつながり、心肺停止状態から社会復帰に至った症例を経験しましたが、実際には様々な課題が残ることが分かり、その課題を一つひとつ解決するために双方が協力し、職員の意識改革や救急対応時の環境改善に取り組んだ内容を報告しました。
救命の連鎖が円滑に機能するためには、消防は事業所の行う訓練に積極的に介入してリアルな課題を見いだし、事業所と連携して対策を講じる必要があります。先手を打った「攻め」の救急対応訓練が命を救うことを経験しましたので、関係機関との連携を更に深め、積極的な展開を行い、今後も当組合の取組等を全国へ発信していきます。