平成29年度文化財防火デーに伴う消防訓練を実施しました
昭和24年1月26日、法隆寺金堂の壁画が焼損したことを契機に毎年1月26日を『文化財防火デー』と定め、全国各地で文化財防火運動が展開されています。
西脇消防署においても、貴重な文化財を災害から守ることや文化財愛護に関する意識の向上を図ることを目的として、毎年、この時期に消防訓練を実施しています。
今年度は、1月24日(水)に西脇市にある西林寺で、消防訓練を実施しました。
西林寺は境内に「都麻乃郷あじさい園」があることから“あじさい寺”としても知られているお寺で、兵庫県指定文化財に指定されている木造十一面観音立像と樹齢200年以上とされる唐子ツバキ(天然記念物)を有しています。
訓練では、西林寺西脇聖天西側の山林から出火したとの想定で行い、通報訓練や文化財搬出訓練の後、消防隊による放水訓練を行いました。その後、関係者の方々による初期消火訓練を行いました。
訓練終了後は、ご住職様から文化財の説明を受け、文化財保護への意識が高まったとともに、相互協力体制を構築することができ、有意義な訓練となりました。
文化財搬出訓練(模擬文化財)
消防隊による放水訓練
初期消火訓練
文化財の説明
2018年02月09日